あなたの子宮内膜の状態~35歳からの不妊相談～

漢方で子宮内膜の厚みと

質が改善し妊娠

　34歳Hさんは、子宮内膜が薄く人工授精の継続が困難だと病院で指摘され漢 方相談に来店。妊娠希望4年。治療歴はタイミングと人工授精2回。漢方所見で は、経血の黒ずみ、塊。生理日数が7日以上と長く血行不良が判明。漢方で血行不 良を改善。服用12カ月、卵胞の成熟も良く、排卵も自力でできるように。男性も精子の質を高めるため漢方服用。26カ月、体外受精を行い採卵13個、4個凍結保存。子 宮内膜も10mmと厚くなり、移植し妊娠。妊娠中は流産予防の為安胎処方を継続服用。Hさんの場合、血行不良を改善した事で、内膜の質と厚みが整い妊娠、出産に導けました。また夫婦で体質改善をしことで、次の妊娠へ向けて、受精卵の凍結保存もできました。

子宮内膜の厚さとデーターから

　子宮内膜の厚さの違いから妊娠率に差が見えます。カナダのCanadianART

Registry (CARTR) の分析によると、 子宮内膜の厚さ別の妊娠率は、5-5.9 mmで20.7％に対し8mm以上34.6 ％で した。このデータから、3mmの差で 14％程 の妊娠率の差がある事が見えます。子宮 内膜が厚くならない原因を漢方で考えると骨盤内の血行不良＝お血の状態が考え られます。痛み止めを服用するほど生理痛 が重い、基礎体温の乱れ、経血の黒ず み、塊などの症状はありませんか。この症状を漢方薬で積極的に対処する事でお血を改善し、子宮内膜の厚みと質が高まり、着床しやすい子宮環境へと整っていきます。生理痛などの体調不良が気になる方、 漢方をお勧めします。

体外受精成功の為に

　子宝相談する中で、子宮内膜の厚み が改善し妊娠された方が多くいます。また、採卵数に不安がある方には卵の成熟の 為に質のよい血液を増やす事、受精卵の 分割に不安がある方には男性の精子の 質を高めるなど、状況に応じた漢方で対応しています。さらに漢方による改善率を高めるには食事も大切です。「血」の材料となるレバー、ほうれん草、赤身のお肉等をバランスよく食べるようにしましょう。夫婦で 身体作りをする事により不妊治療の成果 が高まり妊娠、出産へと近づいていきます。ぜひお二人でご相談にお越しください。