不妊でお悩みの方に子宝漢方

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子宝漢方について

不妊でお悩みのかたへ

以前は、健常に性行為があって2年間妊娠しない場合を、
医学的に不妊症と定義していましたが、
現在では1年間となり、より意識の高まりがみられます。
40%が女性側、40%が男性側、20%が双方、または原因不明と
いわれており、ほぼ男女半々に原因があるとされています。
ぜひ、ご夫婦でご相談ください。

BODY MAKING

漢方によるからだづくり

漢方をわかりやすくご紹介します

妊娠力について

本来備わっているはずの「妊娠する力」。
なかなか授からないのは、本来持っているカラダの機能や能力を発揮するためのバランスが崩れているのかもしれません。

東洋医学の教科書ともいえる文献「皇帝内径」には、"女性は7の倍数"、"男性は8の倍数"の年齢時に節目を迎え、カラダに変化が訪れるという記述があります。

妊娠力について

漢方では、自然に逆らわず、体の変化に柔軟に対応しながら、
無理なくバランスを整えるように働きかけることが期待できます。

妊娠を支える六臓六腑

六臓六腑の働きが1つでも停滞すると「妊娠しづらいカラダ」に...

東洋医学では、病気は「六臓六腑」の変調によって起こるとされています。六臓六腑の働きは、代謝・自律神経・ホルモンの3つの働きにより支えられています。
この3つの働きが良好で、かつバランスがとれた状態により、十分に内臓が機能し、カラダが持つ本来の妊娠力を発揮することができるのです。

どれか1つでも働きが停滞し、バランスが崩れると内臓機能が低下します。

妊娠を支える六臓六腑

すなわち妊娠に特に必要な「肝・腎・脾」の働きも十分に発揮できなくなり、子宮環境・卵子や精子・ホルモンバランスに不調をきたして、妊娠しづらくなってしまうのです。

妊娠に特に必要な「肝」「腎」「脾」の役割とは

  • 「肝」は、"血"を蔵す

    肝は血液を貯蔵するとともに、思惟活動の中心として自律神経系とのかかわりが深いとされます。
    例えば、ストレスがかかって生理周期が乱れるなどは、「肝」のバランスの崩れといえます。

  • 「腎」は、"精"を貯蔵する

    生命活動を維持する栄養物質と、生殖活動に必要なエネルギーを備蓄し、成長発育、妊娠、出産、老化を管理しています。
    生命の根源となる卵子や精子に元気がないのは、何よりもそのかた"本体"の「腎精」の不足や衰退を現わしているといえます。

  • 「脾」は、"血"を調整する

    栄養物質や体液の運搬を担い、内臓や身体の機能維持にかかわっています。
    不正出血や月経過多などの出血症状や流産傾向などは「脾」の異常によると考えられます。

六臓六腑の働きを良くすることで「妊娠しやすいカラダ」へ

"妊娠できるカラダ"とは、妊娠の成立のために良好な子宮環境、ホルモン活動のエネルギー源となる腎精の充実、卵胞の成熟を支える十分な血液や栄養、そして流産しないように支えるエネルギーなどがバランスよく機能する状態であるといえます。

個々の内臓機能を高め、みちすじを整える
六蔵六腑のはたらきを良くするには、身体を流れる「十二経脈」という12種類の「気」の流れをスムーズにしておく必要があります。具体的には血をきれいにし、巡りを整えることで、子宮と子宮付属器の血流が良くなり、子宮内膜の充実へつながります。同時に栄養状態も良くなり、着床しやすくなります。
腎精(生殖力)の充実は、卵巣機能も高まり妊娠を継続するためのホルモン分泌にもつながります。

西洋医学的での
不妊についてはこちら

漢方でめざす体質改善

  • 卵子の質を良くしたい

    東洋医学の考えでは、"質のよい卵子"が育つためには、『腎』と『肝』の働きが重要となります。
    腎=生殖活動のもと(=腎精)を支配しています。
    腎の働きが充実すると、卵巣機能も高まり「ホルモン力」が安定します。

    肝=血の巡りや自律神経を支配しています。
    肝の働きを養うことにより、「血液力」を整えます。

    女性は一生分の卵子を持って生まれ月経周期により減少していきます。卵子の数=妊娠にはリミットがあるのです。
    年齢とともに卵子の残数が減少すると、一般的には良質な卵子が排卵される割合も低くなります。

    子宝漢方によるアプローチは「卵子の数が少ない=卵子の老化」ととらえるよりも、「腎」を補うことで卵巣の働きを整え、「肝」を養うことで、血液を巡らせ、卵子の成熟を助けることにより、1回ごとに排卵される卵子の質を向上することをめざします。

  • 精子の数を増やし運動率を向上したい

    「腎」の働きは男性も同様で、生命エネルギー(腎精)が貯蔵されており、生殖機能に反映されます。
    腎の働きが弱まると、性欲が低下し、精子量の減少、精子の運動率の低下などにつながります。
    ストレスが多い、疲れやすい、トイレが近い、やる気が出ない、などは腎精不足に思い当たる場合は補腎薬をおすすめします。

  • 着床しやすい子宮環境に整えたい

    着床の場となる子宮内膜の質を良くするには、原材料である「血」の状態を整えることが大切になります。
    血液量が足りないと子宮内膜の厚さの不足に、巡りが滞ると劣化の要因となりかねません。

    漢方では、「血」の貯蔵庫である「肝」を養うことにより子宮環境の充実をはかり、また、自律神経やホルモンバランスが整うことで基礎体温の安定にもつながると考えられています。
    女性にとって「血」は、月経・妊娠・出産・授乳に関わる欠かせない要素であり、特に骨盤腔内の血行不良は「瘀血」といわれ、卵巣や子宮の機能低下や病気の要因となることから、不調を感じたら放置せず、改善をめざしましょう。

HORMONAL

ホルモンバランスを整える

女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類のホルモンがあり月経や妊娠、出産に関与しており、月経周期の中で交互に増減を繰り返しています。

  • エストロゲン
    月経~排卵の間(卵胞期)に分泌されます。
  • プロゲステロン
    排卵~次の月経が始まるまでの間(黄体期)に分泌されます。

成人女性の生理周期は25~35日が通常で、出血がある期間は3~7日間とされています。ホルモンバランスが乱れると周期性の崩れ、出血量の異常、心身の不調などの要因となります。
ホルモンバランスの乱れは基礎体温にもあらわれます

ホルモンバランスの乱れチェック

  • 生理不順や無月経
  • 生理痛や月経困難症
  • 不正出血
  • PMS(月経前症候群)
  • 自律神経失調

不妊の要因となるホルモンバランスの乱れ

  • 高プロラクチン血症:「プロラクチン」分泌過剰により着床しづらい状態
  • 黄体機能不全:「プロゲステロン」分泌量が減少し、排卵後の子宮内膜を良好に維持できない状態
  • 排卵障害:卵子の準備が整わず排卵できない状態

漢方では体質+生活改善でホルモンバランスを整えます。
女性ホルモンは脳からの指令により卵巣から分泌されるため、ストレスや過度の疲労で脳からのホルモン指令が乱れると、卵巣の動きが低下し女性ホルモンの分泌が悪くなります。
女性ホルモンは、カラダの栄養状態にも影響されるため、無理なダイエットなどもバランスを崩す要因となります。
睡眠不足・不規則な生活・偏食のほか、人間関係や仕事などでイライラしたり落ち込んだり、妊娠へのプレッシャーや通院治療なども、知らず知らずのうちにストレスを抱え込むことになっているのかもしれません。
ご夫婦のコミュニケーションを保ち、リラックスできる時間をつくり、意識して気分転換するなど心がオーバーヒートしないよう調整していくことも大切です。

勉強堂の子宝相談では、まずはお話を聞くことから始めます。
身近な相談相手として寄り添ってまいります。

BBT

基礎体温について

基礎体温とは

女性にはホルモンの影響を受けたリズムがあり、
排卵や月経に関わる重要な情報を知ることができます。

基礎体温のパターン

ほぼ2週間の低温相と高温相の2相に分かれます。低温相と高温相の平均温度差が、0.3~0.5度になります。低温期から高温期への移行がスムーズ(3日以内)にあがります。

基礎体温のパターン01

卵巣機能が正常な女性は、月経開始後2週間程体温が低くその後2週間ほど高くなります。

基礎体温の波形について詳しく見る

パターン1:高温期が長い場合

高温期が長い場合

高温期が20日以上続く場合は、妊娠の可能性があります。また、ホルモン剤の影響や精神的なストレスや肉体疲労によって、妊娠していないのに高温期が長くなることがあります。

パターン2:高温期が短い場合

高温期が短い場合

排卵が起こっていても、排卵後に卵巣にできた黄体がうまく働かないことがあります。
これを「黄体機能不全」といい、高温期が9日以内の場合は可能性があります。またプロゲステロンに対して感受性の低い人も体温が上昇しない傾向があります。

パターン3:高温期が低い場合

高温期が低い場合

低温期と高温期の差が0.3度未満の場合、黄体機能不全の可能性が高いですが、低温期の卵胞発育にも問題があるかもしれません。

パターン4:体温差が生じず二相にならない

体温差が生じず二相にならない

無排卵月経の疑いがあります。西洋医学では卵巣機能不全、多嚢胞性卵巣、高プロラクチン血症などが考えられます。

パターン5:体温の変動が激しくバラバラ

体温の変動が激しくバラバラ

ストレスや冷えで自律神経のバランスが乱れている方に、しばしば見られます。
寝不足や疲れている時は体温が高くなったり、早く起きた時は体温が低くなったりします。西洋医学では高プロラクチン血症、月経前緊張症候群、自律神経失調症などが考えられます。

基礎体温が表すからだの状態

基礎体温が表すからだの状態

低温から高温に移行する最終低温を含む2日ほどを排卵前といいます。排卵予定の成熟卵胞から多量のエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されます。
これに反応して脳下垂体から黄体化ホルモンLHが放出され卵胞が破裂し排卵されます。

基礎体温の上昇は排卵後に形成された黄体から出るプロゲステロン(黄体ホルモン)の作用によります。このホルモンが体温中枢に作用して体温をわずかに上昇させます。このような体温上昇があった場合排卵があったと推定されます。精子は女性の体内で24~48時間、卵は排卵後12~14時間の受精能力をもっていると言われています。そのため最終低温日の2日前から上昇日の1日目までが、自然妊娠の可能性があります。このとき頚管粘液が増し精子が入りやすくなります。

基礎体温と月経の状態から分かること

  • ・月経周期を知ることができる。
  • ・能的なトラブル(卵巣機能不全)や器質的なトラブル(子宮筋腫・子宮内膜症など)に特徴的な波形がみられる。
  • ・排卵の有無を推測できる。
  • ・妊娠の可能性が分かる。
  • ・PMS(月経前緊張症)を知り対策できる。
  • ・高温相の長さ・パターンで黄体の機能が推察できる。

基礎体温と心の関係

月経のある女性の90%が月経前になると不快な症状を自覚するようです。月経周期の変動に伴い、月経関連症候群といわれるPMS(月経前症候群)PMDD(月経前不快気分障害)が表われることがあります。

身体症状としては頭痛・むくみ・乳房の圧痛など、精神症状としては気分の不安定・不安・意欲や興味の減退・疲労感・集中困難などが生じます。不快な症状は月経周期のうち排卵後の黄体期に現れ月経が始まると症状が軽くなり、症状が消失する期間は快適に日常生活を送ることができます。

カウンセリングでは、基礎体温表の変化と体感を合わせて、
漢方の効き目についてご納得いくように解説していきます。

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