二人目も漢方で

一人目のお子様を漢方の力で授かったという喜びの経験を持つお客様が、二人目の妊娠を望んで再び来店されました。前回と同様に、今回も漢方でサポートを受けたいという強い希望を持っておられます。しかし、二人目を望む現在、以前とは異なる体調の変化が見られるとのことです。

具体的には、以前より経血量が少なくなったこと、疲れやすくなり、精神的にもイライラしやすく、時には気分が落ち込むことが増えたと感じていると話されました。これらの症状は、体の中で何らかの変化が起きていることを示しており、特に「血」の不足や停滞が関係している可能性が考えられます。

今回の対策では、まず血の流れや質に注目し、子宮環境を整えることに重点を置くことが重要です。血は体全体に栄養を運ぶだけでなく、子宮にも豊富な栄養と酸素を供給する役割を果たしています。経血量の減少や疲れやすさは、血の巡りや生成が十分でないことを示しており、この状態では子宮の環境が理想的とは言えません。まずは血を補い、その流れを良くすることが、二人目の妊娠に向けた第一歩となります。

さらに、精神的な不調も見られるため、ストレス緩和にも取り組む必要があります。精神的な不安定さや疲労感、イライラなどの感情の変化は、気の巡りに関係しています。ストレスや気持ちの落ち込みが続くと、体内の気や血の流れが滞り、ホルモンバランスにも悪影響を及ぼします。漢方では、気を整え、心と体のバランスを取り戻すことが大切とされており、妊娠しやすい体作りに直結します。

また、基礎体温の変動にも注目します。基礎体温は、体のホルモン状態や卵の成熟具合を反映する大切な指標です。体温が高い時期や低い時期がしっかりと区別できているか、排卵前後にどう変動しているかを観察することで、卵の成熟状態やホルモンの働きが把握できます。特に、卵の成熟が順調であれば、妊娠しやすい状態を作り出すことが期待されます。二人目も基礎体温で卵の成熟度などを確認し、体調を整えていきましょう。