AMHが低い場合は、卵子の質がカギ

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  • 2024.10.30

    AMHが低い場合は、卵子の質がカギ

    不妊治療や妊活をしている中で、卵巣にどれくらいの卵子が残っているかを知る「抗ミュラー管ホルモン(AMH)検査」が今年6月から一般の不妊治療でも保険適用され、多くの方に注目されています。AMHは卵巣予備能を示す指標で、一般的にAMHの値が高いほど卵子の在庫が多く、採卵できる数も増える傾向にあります。しかし、AMHの値が低い場合でも、諦める必要はありません。1回ごとの排卵で成熟する卵子の「質」を高めることが、妊娠の可能性を引き上げるカギになります。

    卵子の質を高めるためには、漢方医学でいう「腎」と「肝」の働きを整えることが効果的です。腎は生命力や生殖機能に深く関わっており、腎の力を補うと卵巣機能が高まり、ホルモンバランスも安定しやすくなります。また、年齢を重ねる中でも腎を補うことで、年齢に応じた機能低下のサポートが期待できます。

    また、肝は血液の巡りやストレスの緩和に関係し、特にストレスの影響が大きい方にとっては重要な要素です。肝の働きを高めることで血液循環が改善され、卵巣や卵子に必要な栄養や酸素が十分に届けられやすくなり、卵子の成熟を促進します。そのため、1回ごとの排卵での卵子の質の向上が期待できます。

    妊活、不妊治療、または自然妊娠を目指している方で、AMHの値が低いと指摘された場合、卵子の質に目を向け、体の内側から整えることで妊娠の確率を少しでも高めましょう。

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