漢方で考える子宝⑤

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  • 2015.06.13

    漢方で考える子宝⑤

    アリウム.jpg

    梅雨の季節です。
    今、我が家の庭には、アリウム(アリウムギガンチウム)が真っ盛りです。
    まん丸の赤紫のボールのような形がとても個性的です。花言葉は、"くじけない心"です。

    さて、今日は瘀血についてです。漢方ではよく使われる言葉です。
    瘀血とは、血液は足りているけれど、停滞して巡らない状態をいいます。
    気虚、気滞、冷えにより、血流が滞ったり、流れが悪くなったりしてしまいます。ストレス、不摂生、外傷などが原因で、起こると考えられています。循環が悪くなると、痛み、しこり、黒ずみという症状が出やすくなります。

    瘀血があると、生理痛や経血の塊の原因となり、経血も暗紅色となります。毎月の生理は月一回の子宮の大掃除です。十分に排泄されないと古い内膜となり、瘀血を生んでいきます。子宮筋腫、内膜症、チョコレート嚢胞、卵巣膿疱など、子宮や卵巣の疾患が増えてくるので要注意です。

    そして、不妊治療ではホルモン投与が多いと、陰の消耗が起きて、瘀血が生じやすくなるので、ホルモン剤の併用では、瘀血対策が大切です。
    瘀血を作らないように瘀血をとる漢方を服用し、同時に生活、食事に注意しましょう。

    〜食事〜
    ・青魚 ・野菜 ・食物繊維
    ・糖質を減らす ・冷たいものはとらない ・加熱して食べる

    〜生活〜
    ・少し多めに歩く
    ・ストレスを溜めない

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