-
2025.11.24
第5回:妊娠力を育む「巡り・育ち・潤い」
〜子宝カウンセリングの考え方〜 妊娠しやすい体づくりに大切なのは、 単に冷えを取ることやホルモンを整えるだけではありません。 漢方では、 「巡り」「育ち」「潤い」 この3つのバランスが整うことで、 体が本来の妊娠力を発揮できると考えています。 ①「巡り」──血流と気の動きを良くする 血が巡らないと、 ・卵巣の働きが落ちる ・子宮内膜が育ちにくい ・冷えや生理痛が悪化する など、妊娠しにくさにつな…
続きを読む -
2025.11.21
第4回:検査結果に合わせた漢方的アプローチ
〜基礎体温・精子・頸管粘液・卵管・子宮内膜〜 妊活を進めるうえで、病院の検査結果は大事なヒントになります。 ただし、西洋医学と漢方では「体の見方」が異なるため、 同じ検査結果でも 漢方なら別の改善ポイントが見えてくる ことがあります。 今回は、よくある検査の結果から 漢方ではどのように体の状態を読み取り、 どうアプローチしていくのかを簡潔にまとめました。 ①基礎体温の乱れ (低温期が長い/高温期…
続きを読む -
2025.11.19
第3回:漢方が向き合う"見えない不調"
〜冷え・ストレス・腎虚が妊娠力に与える影響〜 不妊検査では「異常なし」と言われても、 なかなか妊娠に結びつかないことがあります。 その理由のひとつが、 *検査では数値として表れにくい"見えない不調"*です。 漢方では、こうした小さな乱れが積み重なることで 「妊娠しにくさ」につながると考えています。 ①冷え──血の巡りの停滞とホルモンの乱れ 冷えは妊娠力を下げる最大の要因のひとつ。 血の巡りが悪くな…
続きを読む -
2025.11.17
第2回:検査では「異常なし」なのに妊娠しにくい
〜機能性不妊と漢方の役割〜 妊活を進めるうえで、多くの方がまず受けるのが「6大基本不妊検査」です。 ところが、この検査で 「特に問題はありません」 と言われたにもかかわらず、 なかなか妊娠に至らない方が少なくありません。 このように、検査では明らかな原因が見つからないにも関わらず妊娠しにくい状態を 「機能性不妊」 と呼びます。 全体の10〜15%ほどを占めると言われ、 原因がはっきりしない分、不安…
続きを読む -
2025.11.13
第1回:秋から冬へ──冷えと乾燥に負けない体づくり
〜妊娠しやすい体を育む"補陰・補血・巡り"〜 朝晩の冷え込みがいっそう厳しくなり、 小諸でも冬の気配を感じる季節になりました。 この時期は、気温の低下と乾燥によって体が冷えやすく、 女性にとってはホルモンバランスが乱れやすい季節でもあります。 妊活中の方は、「冷え」や「乾燥」による不調に特に注意が必要です。 この季節に意識したい3つのキーワード 「補陰」「補血」、そして「巡り」 冷えや乾燥で失わ…
続きを読む -
2025.11.10
ご夫婦で整える妊娠体質(後編) ──1年11ヶ月の体づくりで体外受精・出産へ
Sさんのご主人にも精子数の減少や疲労感があり、 生殖力を支える「腎」の働きを補う漢方を開始しました。 ご夫婦で一緒に服用を続け、生活リズムや食事のバランスを見直しながら、 ストレスケアにも積極的に取り組まれました。 漢方服用から1年11ヶ月、5回の採卵を経て2個の良好胚を凍結。 その後4ヶ月間、移植に向けた体づくりを続け、1回目の移植で妊娠が確認されました。 妊娠後も安胎処方(妊娠を安定させる漢方…
続きを読む -
2025.11.07
ご夫婦で整える妊娠体質(前編) ──38歳Sさんの妊活5年間と漢方との出会い
38歳のSさんご夫婦は、妊娠を希望して5年。 タイミング療法や人工授精を6回試みましたが、結果にはつながりませんでした。 年齢的な焦りも感じながら「今の体のままでは難しいのでは」と感じ、 「体の土台を整えてからもう一度挑戦したい」との思いで、当薬局にご相談にいらっしゃいました。 奥様は手足の冷え、生理痛、経血塊、ストレス過多など、典型的な「血の不足」と「血の巡りの悪さ」が見られました。 漢方ではま…
続きを読む -
2025.11.05
早く結果を出したい方のサポート②〜漢方を活用してみませんか〜
妊活における漢方の柱は、 「冷え」 「ストレス」 「内膜の厚み」の3つです。 「冷え」 にはタイプがあり、 めまいやふらつきがする 「血が足りない」 タイプには血を補う漢方を、 手足が冷える 「血の流れが悪い」タイプには血流を改善する漢方を、 いつも厚着をする寒がりの「気が不足した」 タイプには気を補う漢方で改善していきます。 2つ目は「ストレス」 です。 ストレスが流産を引き起こしてしまうことも…
続きを読む -
2025.11.04
早く結果を出したい方のサポート〜妊活における漢方のポイントは 「冷え」 「ストレス」 「内膜の厚み」〜
日本産婦人科学会が今年2025年8月29日に発表したデータによると、日本で2023年に行われたART(体外受精や顕微授精などの生殖補助医療)は、総治療周期数が56万1664周期と過去最高を記録しました。そのうち、実際に胚移植まで進んだのは29万6104周期で、移植実施率は52.7%でした。妊娠が確認された周期は11万5554周期で、「全治療(採卵〜凍結・移植準備を含む)周期あたりの妊娠率」は20.…
続きを読む -
2025.11.01
1年5ヶ月の体づくりで体外受精により妊娠
上田市から通われていた38歳の女性は、第2子をご希望され、当薬局で漢方を1年5ヶ月服用されました。 漢方で体調を整えながら体外受精に臨み、1年5ヶ月後に妊娠されています。 この方は、第1子を体外受精で授かり、第2子の妊活を始めてから1年ほど経過した頃にご相談にいらっしゃいました。 お子さん連れで病院に通うのが難しく、「体づくりから始めたい」との思いで漢方を取り入れられました。 服用を始めて半年で一…
続きを読む
BLOG
子宝応援ブログ
INFORMATION
勉強堂薬局のご案内


