-
2025.09.17
【第1回】40歳からの妊活──なぜ難しくなるのか?
不妊カウンセリング学会の勉強会などでも取り上げられているテーマですが、今回は「40歳からの妊活」について重要な視点を共有します。30代と40代では、妊娠のしやすさに大きな差があります。あるデータでは、30代の妊娠力を1とすると、40代はおよそ半分になるといわれています。その背景には...・卵巣・子宮・卵管の機能低下・生活習慣の乱れ(夜更かし・不規則な食事など)・体力や体質の衰え・ストレスの増加など…
続きを読む -
2025.09.15
肺を守る秋の過ごし方──ホルモンと気血を整えて子宝体質へ
東洋医学では、ホルモンの力を支えるのは「腎」です。腎は夜10時から2時の間に休むことで元気になるとされ、子宝を望む方にとってはとても重要です。 また、秋の厳しい気は草木を枯らすように、私たちの体にも影響を及ぼします。 その影響を受けないためには、心を安らかに保つことが大切。 精神が不安定になると気の巡りが悪くなり、体調を崩しやすくなります。 さらに、秋は空気が乾燥し、肺が弱りやすい季節です。 肺は…
続きを読む -
2025.09.13
秋の養生と東洋医学──自然の流れに身をまかせる
東洋医学では、四季に応じて自然と調和しながら体調を整えることを大切にしています。 漢方の考えでは、人の健康を「静かな湖の上を風に流されて進む船」にたとえます。風に逆らって無理に漕ごうとしたり、船の上であわてて体を揺らしたりせず、自然の流れにゆったりと身をまかせること。これが養生の基本とされています。 秋は「容平(ようへい)」と呼ばれる季節。 万物が成熟し、実を結び、かたちを整えるときです。今までの…
続きを読む -
2025.09.11
秋の実りとポリフェノールの力──子宝を支えるアンチエイジング
本年も秋の我が家の庭に、アロニア・メラノカルパ(チョコレートベリー)がたわわに黒い実をつけています。 ブルーベリーの仲間で、ポリフェノールを非常に多く含んでいる果実です。 ただし生で食べると渋みが強く、その渋さこそがポリフェノールの豊富さの証拠。 ジャムやシロップにすると、栄養を損なわず美味しくいただけます。 ポリフェノールは、体内で発生する活性酸素を抑える「抗酸化物質」として知られています。 …
続きを読む -
2025.09.08
【第4回】流産を乗り越えて、出産へ
Sさんは流産を繰り返してきた「8週目」も無事に乗り越え、その後も安定。 漢方を続けていただいたことで、無事に出産までたどり着くことができました。 この症例は、「流産しにくい子宮」を目指して体質を整えたことで、流産を防ぎ、出産に至った一例です。 疲れや不調によって低下していた体の力を回復させることで、本来の妊娠力を引き出せたとも言えます。 授かる体を目指して 妊活の状況は人それぞれです。 不妊治…
続きを読む -
2025.09.05
【第3回】体質改善と変化のあった9ヶ月
漢方での体質改善9ヶ月──流産予防と妊娠力回復のために取り組んだこと まずは、流産を繰り返したことで消耗していた「腎(生殖エネルギー)」と体力を補うことからスタートしました。 さらに、冷えや肩こりの原因である「瘀血(血流の滞り)」を改善し、経血量が少ないため「血を補う」ことを目指しました。 漢方を服用して3ヶ月後―― 体力が少しずつ回復 経血量が増加 基礎体温が安定(二相性に) その後も継…
続きを読む -
2025.09.03
【第2回】37歳・Sさんの妊活の悩み
37歳・Sさんの妊活体験──流産を3回繰り返しても諦めなかった理由 繰り返される流産と不安 Sさんは妊娠を希望して4年。体外受精で妊娠に至るも、3回とも8〜9週で流産...。「次こそ妊娠を継続したい」と当店にご相談いただきました。 体質の特徴 手足の冷え経血量の少なさ肩こり慢性的な疲れ これらが妊娠の継続を妨げていたと考えられました。 …
続きを読む -
2025.09.01
【第1回】流産は漢方で予防できるの?
流産を繰り返す不安に──小諸・佐久・上田での不妊相談と漢方の考え方 流産の不安はなぜ繰り返されるのか 先日、「過去に2回流産を経験し、次もまた流産してしまうのでは...」というご相談をいただきました。病院で「異常なし」と言われても、流産の不安を抱える方は少なくありません。 漢方で考える「流産しにくい子宮」の条件 血液が充分で滞っていないこと冷えを感じていないこと栄養状態が整っていること 勉…
続きを読む -
2025.08.29
2人目不妊の悩みに漢方の力を〜不妊のサインを見逃さないで〜
不妊に悩む方の自覚症状に焦点を当てると、手足の冷え、生理痛や生理不順、肌荒れ、白髪の増加や髪の毛のうねりなど、さまざまな症状がサインとして現れています。 食習慣で、お腹を冷すナスや柿、白砂糖やコーヒーなどを取り過ぎていませんか。 食事の栄養が偏っていませんか。 運動不足で体力低下や肥満を招いていませんか。 心の安定は保てていますか。 小さなサインを見逃さず、一つ一つの生活習慣を正していくことが、不…
続きを読む -
2025.08.27
2人目不妊の悩みに漢方の力を〜漢方でできること──足し算の体質改善〜
子宝漢方の視点から2人目不妊を考える場合、次のことが大切だと考えます。 まず、第1子出産の時より年齢を重ねたことによる「体力の衰え」と「卵子の質」を補うこと。 また、第1子の妊娠・出産で消耗した「腎精(生殖エネルギー)」を補うこと。 漢方による体質改善は、足し算と同じで服用し続けることで体にとってプラスの要素を積み重ねていくものです。 毎日服用することで、体に無理をかけずに次の妊娠に向けての体づく…
続きを読む
BLOG
子宝応援ブログ
INFORMATION
勉強堂薬局のご案内
