流産は心身ともに大きなショックであると考えられます。
漢方では、医学的な原因が不明の流産や体質的な問題による流産などにおいて、体全体のバランスを整えることで予防策を考えていきます。
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気 虚
体の状態やリズムを維持するエネルギーである「気」が不足するタイプ。
不正出血、胃腸が弱い、寝汗をかく、貧血傾向、日中も眠い
妊娠初期は特に不安定になりやすいので、安静にして過ごしながら、漢方では「補気薬」で元気を補います。 -
瘀 血
特に骨盤腔内の血行が悪く、子宮へ届けられる血も滞りやすいタイプ。
冷え性、便秘、体が重い、むくみ
立ちっぱなしや座りっぱなしなど同じ姿勢を長時間続けると負担になりやすいため、意識してこまめに休憩をとりながら、無理し過ぎないことが大切です。 -
腎 虚
代謝やホルモン分泌の低下などにより、赤ちゃんの発育に必要な「精」が不足するタイプ。
年齢が高めのかたは、卵巣機能を補う「補腎薬」で妊娠期間をサポートします。
妊娠中も体調に応じて服用いただける漢方薬もございます。
お気軽にご相談ください。